基本の仕組みを理解してみよう!
今回の記事では英語の基本の形について書いていこうと思います。
前回の記事でも書きましたが、私を含めて多くの英語学習の挫折者の人は文法を難しく考えすぎている事が多いです。
でも、実際は本当に英語はシンプルな文法ですので大切なルールさえしっかりと理解すれば、どんなに長い長文でも読むことが出来ますし、英語の会話でも自分の言いたいことをすぐに組み立てる事が出来ます。
それでは、英語の基本の大切なルールとは何かを勉強していきましょう!
ほとんどの英語の文法はこの形!
まずはこの画像を見てください。
AからBに向けて右向きの矢印の方向が差していますね。
『Aという文の主人公がBに何かをする』という形が英語のほとんどの基本の形なんです!
どんなに複雑な文章でもほとんどの文章はこの基本の形の変化系です。
とは言ってもいったいどのような形なのかこの説明だけでは分からないと思いますので次は実際に簡単な英文を入れて説明をしてみますね!
簡単な英語の文章を作ってみよう!
まずは、さっきの画像の中に『さとし』という少年を主人公に入れてみよう。
さとしくんはサッカーが好きなので相手役にはサッカーという相手をつけてみましょう。
日本語でこの文章を作ると『さとしはサッカーをすることが好きです』という形になりますよね。
英語の文章ですとどうなるでしょうか?
Satoshi likes to play soccer.
このような英語の文になりますが、ちゃんとAからBへの矢印の形になっているのが分かりますよね。
- Satoshiという文の主人公がAの部分
- like to playという部分が「何かを」の好きの部分
- Soccerが相手を表しているBの部分
このように英語は主にこの3つの部分を意識すればすぐに分かる文法なんです!
あとは、この3つの部分がどのように変化するかで文章はすぐに組み立てる事が出来ます。
文の主人公Aの部分を変えてみよう!
このAの主人公の部分は「人」「動物」「物」「考え」など様々な事に変える事が出来ます。
上の文章では、「さとし」が主人公でしたが次は『自分(わたし、僕)』に変えてみましょう。
I like to play soccer.
私はサッカーをすることが好きです。
さっきはさとしでしたが今度は自分に変える事が出来ました。
では次は、「私のお父さん」に変えてみましょう。
My father likes to play soccer.
私のお父さんはサッカーをすることが好きです。
このように、文の主人公は自由に変化する事が出来ますので、英語を読んだり話したりするときは最初のAの何が文の主人公なのかを部分を意識してみる事が大切です。
このAの部分が英語の文法で『主語』という部分になります。
文の相手役Bを変えてみよう!
左側のBの部分は文の中では相手役となる部分です。
文の主人公Aが何かを行う相手ですので、ここには「人」「動物」「もの」「考え」などAと同じ物を表すことが出来ます。
ではこのBの部分も変えてみましょう。
先ほどはサッカーでしたが、今度はギターを入れて「さとしはギターを弾くのが好きです」という英語の文を作ってみましょう。
Satoshi likes to play guitar.
さとしはギターを弾くことが好きです。
このようにBの部分もAと同じように相手を変えるだけで文章を自由に作る事が出来るのです。
「何か」の部分はたくさん表現がある!
文の主人公Aが相手のBに対して「何か」を変えると文で表現したい行動が変わってきます。
例えば住んでいる(Live)という行動に変えて文を作ってみましょう。
今度はB相手役に「東京」という地名を入れてみました。
Satoshi live in Tokyo.
さとしは東京に住んでいます。
この文もちゃんと基本のルールであるAからBに向けて矢印通りに文が作られていますよね。
ここの「何か」の部分は英語の文法では動詞と言われる部分です。
走る、行く、帰る、話す・・・など様々な動きを表す言葉を入れる事が出来ます。
動詞については詳しく別の記事で説明をするので今回は英語には必ず動きである動詞が入るという事だけ覚えておきましょう!
まとめ
今回は簡単ではありますが、英語の基本中の基本のルールの内容になっています。
長い英語の文章や会話でも、このルールのように主人公と相手、何をしたのかという部分が実は隠れていますので、それを見つければ簡単に理解することが出来るようになれます。
この内容をまとめると以下の点になります。
- 英語の文法の基本はA→Bのような右向きの流れになっている
- 「主人公」と「相手役」と「何か」は基本的には一つずつしか登場しない
- 文を考える時はAの部分である文の中の主人公を決める
- その主人公が何をしたのかを決める
- その「何か」をした相手を登場させる
今回のこの5個のルールは今後の英語の勉強でも重要になるルールですのでしっかりと覚えておきましょう。