ハリネズミの床材選び
ハリネズミにとってケージ内で常に体が触れているものは床材です。
人間にとっては布団であり、毎日過ごす家の床の役割をしていますので、愛するハリネズミにも快適で安全な物の方が良いですよね?
今回はそんな数ある『床材』でオススメな5個を選んでみましたので、これから飼う予定の方や現在飼っている方も参考にしてみてください。
床材の主な種類は?
現在たくさんの種類の床材が販売をしていますが、いったいどのような種類の物があるかをまずは見てみましょう。
- ウッドチップ
- ウッドリター
- コーンリター
- 牧草
- トイレ砂(固まらないタイプ)
他にも色々な物を代用している飼い主さんがいますが代表的な物はこの5種類です。
今回はこの5種類でオススメな物をそれぞれ選びましたのでご紹介します。
ウッドチップ
ウッドチップは安く販売をしている事や、ペットショップが提供している初めての方向けの飼育セットにも多く同梱している事から、たくさんの飼い主の方が使用している床材です。
保温性にも優れており、冬場は温度管理の味方にもなります。
他にも吸水性の面でも大変優れており、匂いなどもかなり消臭出来ます。
しかし、安価に売られている(パイン・シダー)はアレルギーを発症しやすいので、獣医さんもあまりお勧めはしておりません。
少しだけ値段は高くなりますが、ポプラやアスペンなどの広葉樹のウッドチップの方がハリネズミにとっても安全です。
ウッドチップでお勧めなのはこのアイテムです。
このウッドチップはハムスターやハリネズミ用に販売されており、消臭効果も高く、アスペンのウッドチップですのでアレルギーなどの心配もありません。
容量も2kgですので大体一か月は使用可能です。
ウッドリター
ウッドリターは少し硬めの床材になります。
見た目は小さな塊ですが、排泄をした際の水分などに反応をして崩れて砂のようになります。
ウサギやフェレットのトイレ砂として販売されていますので、消臭効果は抜群です。
ただ、ハリネズミが歩いた際の音がザクザクなる点と、掃除の際はウッドリターが細かく砕けているので、一回ケージ全体のウッドリターを取り出すため少し面倒です。
多少掃除は面倒でも匂いの面で悩んでいる方にはお勧めです。
コーンリター
トウモロコシやクルミの殻の素材で作られた床材です。
吸水力や消臭力は優れているのはもちろんですが、コーンリターの良いところはハリネズミが万が一口に入れて食べた時も安全という点です。
デメリットは、少しハリネズミが歩くと音が『ザクザク』と結構大きめの音が鳴る点と掃除をする際はウッドリター同様ケージ内の床材を丸ごと交換しなければならない点が大変です。
ハリネズミを飼っている方でも、意外とコーンリターを知らない方が多いので試しに一度使ってみるのもいいかと思います。
牧草
牧草は三番刈りとチモシータイプなどのウサギの餌として販売されている物を選びましょう。
使用する際はそのままですとかなり草が長いので細かくカットしたものを入れます。
消臭効果はほとんどなく、吸水性もほぼないですので、下にペットシーツを敷く必要があります。
メリットはとにかく値段が安い点です。
あまりメインでは使用しない床材ですので、いつも使っている床材が切れてしまった時の応急手段程度に考えましょう。
トイレ砂
トイレ砂は猫用の物でも大丈夫ですが、素材は主におから・紙・木製の三種類あります。
おから製の物は消臭性も高く水を含むと丸く固まるタイプの物が多いので、掃除の際は固まった部分を捨てるだけですので簡単です。
紙のタイプは科学製品ですので、ハリネズミが食べてしまうと少し心配な面もありますが、現在販売している物では口に入れても安全な物もあるようです。
紙のタイプも吸水性が高いですが、掃除の際はケージ内の全てのトイレ砂を一回交換する形になります。
木製に関してはハリネズミの場合アレルギーを起こす例などもある為お勧めは出来ません。
まとめ
床材に関しては飼い主さんの掃除の頻度やケージ内のレイアウトなどによっても好みはそれぞれです。
ここで取り上げたものは数ある商品の中でも一部でありますので、ハリネズミと床材の相性などもよく観察しながら、それぞれの床材を一回試してみてはいかがでしょうか?
個人的なお勧めは、最後に紹介したトイレ砂のハリネズミ用の『ハリネズミリター』です。
消臭効果はもちろんですが掃除の面でも非常に楽ですし、値段もお手頃です。
今回の記事が少しでもハリネズミ飼いの皆様の参考になればと思います。