カラスって本当に頭いいんですね・・・
カラスの知能は実は凄い事が判明!
カラスのイメージというとゴミ捨て場でゴミを荒らして、多くの人の悩みの種でもある動物ですよね・・・
ゴミ荒らさないような対策をしてもなかなか効果が無いですもんね!
それにはやはり理由があったのです。
カラスは実は、ゴリラなどの霊長類と同じくらいの知能を持っている事が今回判明したのです。
それでは今回発表された海外の研究結果を見てみましょう!
脳の大きさは知能には関係が無い
今までは、脳の大きさが大きければ知能が高いという考えが一般的でした。
カラスの脳の大きさはゴリラに比べると、かなり大きさの違いがあるのですが、様々な実験を行った結果ゴリラと同様の結果があり、これによりて脳の大きさは知能には関係ないことがわかったのです。
ではどのような実験によって判断されたのでしょうか?
動物の知性の基準「自己制御性」とは?
今回の行われた実験では、「シリンダータスク」と呼ばれる実験が行われました。
シリンダー・タスクは、ヒトを含むさまざまな動物の知能を測るために使われているテストで、思考力の高さを評価するものです。
シリンダー・タスクでは、まず不透明の円筒の一端にドアを設けたものを用意し、研究者が円筒に食べ物を入れるところを動物に見せて、ドアを開けると食べ物がゲットできることを教えます。動物がこの円筒に慣れたところで、円筒を透明のものに入れ替えます。
この時に動物は、「透明の円筒をたたいて食べ物を取ろうとする」か、「円筒のドアを開けて食べ物を取り出す」かどちらかの行動を選択する判断力が必要です。
このような実験を行うと自己制御性があるかないかのテストができるようです。
この自己制御性というのは、視覚的に状況判断が出来るか出来ないか?という事です。
例えば、目の前に食べ物が置かれていて近くに罠が仕掛けられていた際に自己制御性のある動物は、罠の無い方向などから食べ物を取りに行きますが、自己制御性の無い動物に関しては、食べ物に一直線に向かっていくということです。
このテストでは、カラスはゴリラなどの霊長類同様に自分で物事を視覚的に考えて餌を取りにいったようです。
カラスの社会は人間同様の社会性
カラスやワタリガラスなどの鳥は、人間同様にグループを作ったり、道具を使ったりパズルを解いたりなどの事が出来るようです。
他にも、人の顔を判断できたり、猫にいたずらを仕掛けるなどの行動も行えるほど頭が良く、カラス社会は人間の社会とあまり変わらないようなのです。
どうりでカラス除けの罠や、カラス対策を行っても効果が少ないんですね!
カラスは自分で、罠の特性や仕組みなどを判断して餌をとりにいっているようです。
今回の結果は脳の研究に大きな進歩
カラスの脳の大きさはチンパンジーの26分に1にも関わらず同じ知能という事は、脳の大きさは関係なく、神経系や細胞など複雑な内容が絡んで、知能指数になる事が分かったようです。
カラスのおかげで今後、脳の研究では今までの通説ではない方向からの研究が進んでいきそうですね!
まとめ
昔、学校で生物の時間に脳の大きさが頭の良さに関係があるというのを習ったことがあるのを思い出しました。
こういった科学の研究が進んでいくと今までの常識!っていう事も実は違うということが多いのかもしれませんね!
また、カラスの知能の高さには驚きましたので、カラスの被害で悩んでいる地域などは、カラスの頭の一歩上の対策が必要ですね!