今から10年以上前の作品になりますが、「ロングラブレター~漂流教室~」というドラマをご存知でしょうか?
主演は常盤貴子と窪塚洋介、生徒役には山下智久や山田孝之など今では考えられないような豪華なメンバーが出演しているという凄さ!
ストーリーは、現代から未来にタイムスリップしてしまうのですが、そこで待っていたのは朽ち果てた未来の姿・・・
今回は、「ロングラブレター~漂流教室~」の結末や感想などを書いていきたいと思います!

ロングラブレター~漂流教室~とは!?
2002年に放送された全11話の連続ドラマです!
このドラマの原作は楳図かずおさんの漫画『漂流教室』になっています。
原作では、登場人物は小学生が中心ですが、ドラマでは高校生という設定に変更されています。

原作の方がかなりグロテスクに描かれていますが、内容はドラマよりも濃くなっていますので、ドラマを見て面白い!と思った方にはおススメです!
謎の生命体!未来人の正体は!?
ストーリー中では様々な謎や憶測が多いですが、一番の謎は『4足歩行の奇妙な生命体の怪物』・・・
学校の外で怪物に襲われるシーンがあり、その異質な雰囲気はまさにホラー映画のような恐怖を覚えます!
未来の世界では草木も生えない砂漠地帯が広がっていて生物が住める世界ではないのですが、物語の中で唯一この生物だけが登場します。
そして、最終回でその正体が判明するのです・・・
その正体とは、人類が砂漠の環境に適応するために進化をしてきた最終形態の姿なのです!
力やスピードも人間を超越している為、進化に残された人間達はこの未来人類に怯えながら暮らす事に・・・
結末・ネタバレ
最終回では結花が未来人から受けた傷によって亡くなってしまうのですが、浅海は、今いる未来の時間を少しでも変えようと雷を使った小型のタイムマシーンでに向けて手紙を書きます。
雷に打たれた装置は手紙ごと消えてしまいシーンは1話目に戻ります・・・
1話で浅海が携帯を盗まれる前のシーンで上空からハラハラと紙切れが降り注ぎ、浅海は結花にすぐ電話し『今から会いたい』と伝える事に成功します。
すると未来は変化し、砂漠だった土地がみるみる緑の大地に変化するという結末になります。
個人的な考察
結局、過去に向けた手紙はバラバラになってしまいましたが、多少なりとも過去の自分の行動変える事が出来た事により、砂漠化した未来は少し変化をした!と考えられますね!
最後まで謎は解決しなかった部分は多いですが、『今を生きる』という言葉が中心のストーリーだけに『今を全力で生きれば未来は変えられる!』というメッセージを作者と監督は伝えたかったのでしょう!
感想・評価
出演者の方が本当に豪華で演技も上手い方ばかりなので15年前の作品には思えないほどのクオリティです!
ストーリーも社会が抱える環境問題や人間関係などに警告をする内容で見ていても非常に考えさせられる部分が多い作品ですので、見終わった後は環境や未来に対する考え方が変わります。
『今を生きる!』と言葉でいうのは簡単ですが、その意味は本当に深くて少しの行動で未来はどうにでも変わる事を教えてくれるので悩み事のある方は見る事で勇気をもらえるはずです!
もし仮にこのストーリーのような状況になったら、自分はどうするんだろう・・・と考えると、この主人公たちのように行動する事は出来ないはず・・・笑